ギフトの種類と選び方

▶人生節目の贈り物

出産のお祝い

出産祝いは「ちょっとだけ贅沢」がポイント

赤ちゃんの健康を考えて、ちょっと奮発して実績のあるブランドの品をセレクトしたいところ。かわいくて使いやすく、実用的なおもちゃやタオルなどが喜ばれます。

結婚祝い

毎日の暮らしに役立つキッチン用品がおすすめ

二人の門出をお祝いする結婚祝い。新婚生活を彩るおしゃれなデザインに、料理をサポートしてくれる機能性の高いキッチン用品や、どんなメニューにも合わせやすいシンプルなテーブルウェアがおすすめです。

入進学・就職祝い

長く使い続けられるこだわりのアイテムを

お子様の成長や、節目のお祝いには長く使い続けられるアイテムがおすすめ。少し大人びたデザインのものや、機能性に優れたものなどで、人生の門出をお祝いしましょう。

長寿祝い

これからも健康に過ごして欲しいという想いを込めて

満60歳(数え61歳)の還暦が長寿祝いの始まり。この機会に祖父や祖母の好みを聞くなどして、会話に花を咲かせてみてはいかがでしょう。お祝いごとの基調色にちなんだ贈り物もおすすめです。

長寿のお祝いと由来

数え

61歳

還暦

干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻る年。

干支が赤子に戻るという意味や、太陽の色という意味もこめて基調色は赤。

 数え

70歳

古稀

唐の詩人杜甫の詩にある「七十年生きる人は古くから稀である」が由来。

冠位十二階の制度で紫が最高位であることから紫が基調色。

数え

77歳

喜寿

「喜」の草書体が「七十七」に見えることが由来。基調色は紫。

数え

88歳

米寿 「米」の字を分解すると「八十八」になることが由来。基調色は金茶。

数え

90歳

卒寿 旧字体「卆」は縦に読むと九十になることが由来。基調色は紫。

数え

99歳

白寿

九十九は、百から一をとることから、百の上部の一を取ると白の漢字に

なることが由来。神事などで用いられる厳かな色として白が基調色。

数え

100歳

百寿 百寿(ももじゅ)は上寿と呼ばれることも。決まった基調色はありません。

▶季節の贈り物

①お中元・お歳暮

贈る方は、結婚されている場合は双方の実家や親戚、仲人さんなどが一般です。

その他に、会社の上司、取引先、恩師、習いごとの先生、友人など。日頃お世話になっていてお礼をしたい人、感謝をしたい人、また、離れて暮らしている身内などへの「ありがあとう」と「これからもよろしく」という気持ちを込めて贈りましょう。

□贈る時期:

○お中元を贈る時期は、関東では7月15日まで、関西では8月15日までが一般のようです。

お中元を贈る時期は地域によって大きく異なります。これは、関西方面では月遅れのお盆に合わせるという意味合いもあります。しかし、現在では地域に関係なく7月に入ってから、早めに済ませる方が多いようですね。

ただし、8月15日のお盆を過ぎないように気をつけましょう。時期を逃してしまった場合は、「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈ります。

○お歳暮を贈る時期は、12月上旬から20日頃までに届くといいですね。

早い地域では11月下旬くらいからというところもあるようですが、一般的には12月上旬から20日頃までに届くように贈るとよいでしょう。

年内に贈る時期を逃してしまった場合は、1月15日くらいまでなら「御年賀」、それを過ぎたら「寒中御見舞」「寒中御伺」などとして早めに贈ります。

□贈る際のマナー:

 お中元を贈ったらお歳暮も贈るというのが基本マナー。もしどちらか片方だけにしたい場合は、お中元をやめてお歳暮だけを贈るようにします。

○一般的に1個あたりのご予算は3,000円~5,000円が多いようです。

贈られた方の負担にならないよう、高額すぎる贈答品をお贈りするのは控えたほうが良いでしょう。

○相手が喪中でもお祝いではないので、お中元・お歳暮は贈って問題ありません。

当方・先方のいずれが喪中であっても、日頃の感謝のご挨拶なので、どちら側も問題はありません。ただし、四十九日を過ぎていない場合や先方がまだ落ち着かない場合は、時期を遅らせて「暑中見舞」や「残暑見舞」として贈りましょう。

□おすすめの商品

人気のあるのは、食品・日用品など、長く残らない品物をお送りするのが良いとされているようです。

相手の方の家族構成や好みなど、お贈りする方の状況を考慮した品物を贈りたいですね。

②父の日・母の日

□贈る時期:

母の日は、5月の第二日曜日。

父の日は、6月の第三日曜日。

□おすすめの商品:

普段言えない感謝の気持ちを贈り物に託してお届けしましょう。サプライズな贈り物は、何にも代えがたい宝物になるはずです。

③敬老の日

□贈る時期:

敬老の日は、日本の国民の祝日であり、日付は9月の第3月曜日です。

国民の祝日に関する法律第2条によれば、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。

□おすすめの商品:

元気で長生きして欲しいという願いを込めて、健康を気遣う贈り物をされる方が多いようです。

▶内祝い・お返しの知識

内祝いとは?

結婚や出産など、おめでたいことへのお祝いをいただいた後、そのお返しとして贈られるのが「内祝い」。慶事にもらったお祝いへの「お返し」というのが内祝いの一般的なとらえ方です。

結婚内祝いの相場と贈る時期

○内祝いの相場

結婚式に招待した方への内祝いは、引出物がこれにあたりますので、基本的には贈り物をする必要はありません。

結婚式に招待しなかった人からお祝いをもらった場合や、招待したけれど、ご祝儀に対して引出物が不十分であったと思われた場合、結婚内祝いを贈ります。

相場は、いただいたお祝い額の3分の1~半額程度です。

 

○内祝いを贈る時期

いただいてから1ヶ月以内にお返しするようにしましょう。

もし遅れてしまった場合は、「遅くなって申し訳ないです。」と一言お詫びすると失礼がなく良いです。

できるだけ手渡しが良いですが、遠方の方や都合が合わない場合は郵送でも問題ないとされています。

結婚内祝いに人気のギフト・品物

・お菓子

  内祝いで最もポピュラーなものです。

  ただし、賞味期限が極端に短いものは避けましょう。

・食品

  缶詰や瓶ものなど日持ちする食品が良く贈られています。

・日用品

  日用品の中でもタオルのような消耗品はもらうと嬉しいですね。

・キッチン用品

  マグカップやお皿などよく使用するアイテムが人気のようです。

・カタログギフト

  好きなものを自分で選べるという点から、定番の人気商品です。

出産内祝いの相場と贈る時期

○内祝いの相場

 出産の内祝いの相場は、いただいた出産祝いの品の半額から3分の1の金額が目安に考えるといいでしょう。

○内祝いを贈る時期

出産祝いは生後1ヶ月後のお宮参りの時期に贈るのが一般的です。遅くともお祝いをいただいてから2ヶ月以内には贈るようにしましょう。

もし返礼が遅くなってしまったらお詫びの言葉も添えて送りましょう。

出産内祝いの定番のギフト・品物

出産内祝いとしては、「食品」や「実用品」、「カタログギフト」が定番です。

どなた宛ての出産祝いでもOKの定番アイテムと言えば、日持ちするお菓子や紅茶類の詰め合わせといった食品類です。

お相手の好みやほしいものが分らない、お相手に合わせて贈り分けをする余裕がないといったときは、カタログギフトを利用するのもおすすめです。

お子様の名前を覚えてもらうために、内祝いの品に名前を入れる「名入れギフト」も定番のひとつです。ただ、よその子どもの名前が入ったタオルや食器はなかなか使いにくいものです。名入れをするなら後に残らないものを選んでおくのが無難でしょう。